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「中野のひと」インタビューVol.1 〜 Kyle Sextonさん

住みたかったから、日本に来た。
勧められたから、ケーキ屋さんを始めた。
それだけで楽しくやってきた。

Kyle Sextonさん

『「中野のひと」ポートレイト2019』について

中野区にある、家庭的なアメリカンケーキが味わえる「カイルズ グッド ファインズ」の店主、カイルさん。街の人びとに "ケーキ屋さん"の愛称で親しまれる彼に、日本でお店を開くことになった経緯を聞いた。

「20代のころはファッションフォトグラファーになりたかったんだ。それでマンハッタンへ行ったんだけど、そこで食べた和食のおいしさに惚れ込んで、日本に住みたくなった。当時所持金は300ドルしかなかったけど、日本に来てから沢山の人がサポートしてくれたおかげで、お店を開くことも、28年間続けることもできたんだ」

それまで友だちにケーキを振る舞うことはあったけれど、お店を出したいとは思っていなかった、とカイルさん。

「あるとき友だちに『お店をやりなよ』と勧められたんだ。そしたらまわりも賛同してくれて、3人が計300万円を貸してくれた。ほかにも、オープン準備を手伝ってくれたり、子どもの面倒を見てくれたりとたくさんお世話になったんだよ。みんなに少しでも恩返ししたいと思って、ホールよりもピースは少し価格を低めに設定したり、常連さんにサービスでケーキをあげたりしているよ」

日本に来て34年目になるカイルさん。東京のさまざまな街に住んだけれど、15年近く住んだ中野区は"ホーム"だと感じるそう。

「中野区にはいろんな人を受け入れる性質があると思う。都会すぎず田舎すぎないところも魅力だね。あとはすごくオープンな街だと感じるよ。ネガティブな言葉は使わないしね」

新しくビジネスを始めようとしている人や壁にぶつかってしまった人に、声をかけるなら?

「みんな、ビジネスが失敗したら自分が失敗したと思っているけれど、失敗したのはあくまでも"ビジネス"だから、ほかのことに挑戦すればいいじゃん、と思うよ。だから新しいことに精力的に取り組んでいる若い人たちは、すごくカッコよく見える。とにかくトライし続けることが大切なんじゃないかな」

Kyle Sexton

新井にある手作りケーキの店「Kyle's Good Finds」オーナーシェフ。母のレシピを元にした変わらぬアメリカの家庭の味が愛され、今年でオープン28年目を迎えた。

Kyle Sextonポートレート

「中野のひと」インタビュー
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