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「中野のひと」インタビューVol.2 〜 Tavuchiさん

なにこれと言われても、
そりゃそうだよなと思います。

Tavuchiさん

『「中野のひと」ポートレイト2019』について

中野ブロードウェイ内にある「Spank!」のオーナー兼デザイナーのTavuchi(タブチ)さんは、日本に"フェアリー"(※)というジャンルのファッションを広めた先駆者的存在だ。バンタンデザイン研究所という専門学校に通うため香川から上京した彼女は、学業と並行して古着屋のバイイング(買付け)を担当。その後、当時住んでいた杉並区・高円寺にお店を開き、現在は中野区にてお店を営んでいる。

「専門学校に通っているとき、縁があって、当時高円寺にあった古着屋のバイイングをさせてもらっていたんです。しかも、これからレディース店をオープンさせるから、と新店の業務も任せてもらえました。今の自分があるのは、当時の経験があったからこそですね。あと、友だちが独立のタイミングだったことも、自分のお店を持ちたいと思ったきっかけかな」

馴染みのある高円寺から拠点を移した理由は?

「お店が入っていたビルが老朽化していたので場所を移すことは決まっていたのですが、近くで友だちがお店をやっていたので最初は高円寺で探していたんです。でも出産願望があったので、中野の方が保育園に入りやすいかもしれないと聞いて、子育ての環境が整っている中野区に引っ越しました。そこで場所の候補に中野区が入り、ブロードウェイでやりたいなと思ったんです」

しかし不動産屋に、ブロードウェイ出店のキャンセル待ちは数十件と言われてしまったそう。

「これもご縁なのですが、それまでの経緯をたまたま会った知り合いに話したら、ブロードウェイ内に物件を持っているからやるなら貸すよ、と言ってくれたんです。『これはやるしかない!』とすぐに飛びつきました」

そうして中野区にお店をオープン。場所柄もあり、外国人のお客さんがかなり増えたそう。今までに、ジャンルを変えたいと思ったことはないのだろうか?

「このジャンルが心底好きだから、変えようと思ったことはないし、「批判されても『そりゃそうだよなー』くらいのことしか思いません。つくることにスランプになったこともありませんよ。"フェアリー"を盛り上げるためならば、わたしのアイテムが真似されることだってうれしいんです」

もちろん辛いこともあるけれど、自分が本当に好きなことだからあまり気にならない。こう考えられるようになったのは、まわりの友だちのおかげでもある、とTavuchiさん。

「懐の深い友だちが多いんです。彼女たちに引っ張ってもらえたから自分も、ものごとをより大きく捉えられるようになりました。だからたとえ"フェアリー"が99人に笑われたって1人の琴線に触れるならそれでいいんですよ。今後の目標としては、中野区に友だちのお店をいくつか呼びたいなと思っています。ここは多様性のある街だから、みんな仲良くできると思うんです」

※【フェアリー系ファッション】=淡い色の洋服を基調とした女の子らしいファッション。海外アニメに登場するような"妖精"を彷彿とさせる色使いが特徴。

Tavuchi

中野ブロードウェイのファッション店「Spank!」オーナー/デザイナー。"フェアリー"という新ジャンルを生んだ第一人者。80年代アメリカのポップな古着から、オリジナルデザインのグッズまで幅広く取り扱う。

Tavuchiさんポートレート

「中野のひと」インタビュー
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