お知らせ

2018年度 3月18日実施 第4回ワークショップレポート

発表会直前 最後の確認練習

3月18日、快晴。いよいよ発表会当日です。
これまで半年間かけて考え抜いた企画を披露する晴れ舞台です。

控え室となった区役所会議室では朝から、午後のプレゼンテーション本番に向けて、各チームごとに最終確認が行われていました。
皆さん、いささかの緊張まじりに、段取りの確認やセリフ合わせ、身振り手振りの見栄えチェックなど、練習に余念がありません。
メンバー同士で声を掛け合いながら、気合いを入れて臨んでいるようでした。

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いよいよ開会プロジェクトについてご紹介

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午後2時からスタートした発表会には、メンバーが所属する団体・企業の方々や、区民の皆さんなど、総勢約80名が参加されました。

開会に際して、酒井区長から挨拶があり、「今回の取り組みは、なんとなく中野が好きだ、という"点"をネットワーク化させる新しい取り組みだと思います。こういう機会を設けて、住民だけでなく中野で学ぶ、働く 人たちからも中野の魅力を発信してもらえるようになることは、将来の発展のために必要だなと思っています。今日はみなさんの発表を楽しみにしています」と激励のコメントが寄せられました。

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続いて、このナカノミライプロジェクトを含む、中野区シティプロモーションの全体像について、「行政主導ではなく地域ぐるみで取り組もうというのが事業の特徴です。ナカノミライプロジェクトは、中野の未来を考え、主体的に取り組んでいただける協力者の育成と連携の強化を目指しています」と区より紹介されました。

また、これまで6ヶ月にわたり取り組んできたワークショップの内容についてもご紹介。計7日間という日程のなか集中して、中野区らしさについて徹底的に話し合ったこと、社会課題解決という視点を加えて施策アイデアをいくつも出し合ったこと、そして「アイデアを最終的に1案に絞り込む作業に、各チームとも苦戦したと思います。本日は、さまざまな検討を重ねてきた半年間の集大成を発表します」と、ファシリテーターを務めた戸澤さんから紹介されました。

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各チーム発表個性豊かなプレゼンテーション

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各チームのプレゼンテーションは10分間。ポスターの提示に加えて、お芝居形式で発表するチーム、お揃いの鉢巻姿で挑むチーム、会場への問いかけを加えるチームなど、発表スタイルもバラエティに富んだものになり、たいへん盛り上がりました。

各チームのプレゼンテーション直後には、会場の皆さんとの意見交換タイムを設けました。発表内容への疑問や意見、新たな提案などを会場からもらい、アイデアをさらに深めようという試みです。さまざまな立場の参加者から多様な意見が飛び出し、次の展開へつながるような有意義な意見交換ができました。

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コミュニケーションが活発になるなか、発表者と参加者の距離感は徐々に縮まり、ときどき笑いも沸き起こるなど、会場は一体感に包まれていきました。

そして今回は、発表内容や意見交換の様子を、グラフィックファシリテーターがイラストで記録していきました。人の感情の起伏まで表現できるイラストで、場の空気感まで伝えることができ、対話や盛り上がりの様子などを見える化して残すものです。会場を華やかに彩ってくれました。

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投票&閉会実現したいアイデアに1票を

全てのチームのプレゼンテーションが終わった後、会場のみなさんには「ぜひ実現してほしい」と思うアイデアに投票してもらい、投票後、即時開票が行われました。

結果は、3位15票「ガチャん歩」、2位16票「中野の変」、1位は22票で「トビコメなかの商店街」が受賞。会場から大きな称賛が贈られました。

最後に、会の総括として酒井区長より「どの発表も工夫されていて、内容も楽しいものばかりでした。全チームのアイデアが実現できるものと期待しています。そして会話を記録いただいたグラフィックも素晴らしかったです。

全体を通して、自分で街の人を知る、店を知る、歴史を知る、いろんな中野を知ることで、中野のことを誰かに語りたい気持ちになっていくこと、そうした人が増えることが、中野にとっての武器になると思います。

参加いただいた皆さん、中野のことを好きになっていただけましたでしょうか?ぜひ引き続き、中野区を好きになっていただき、周囲に伝染させていくように一緒にやっていければと思っています」

とご挨拶いただき、半年間にわたるワークショップが締めくくられました。
みなさま、ありがとうございました!

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インタビュー発表を聴いて

田中里奈さん(会社員)

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●ワークショップに参加している同僚から参考意見を聞かれたりしていたのですが、今回、一貫性ある企画に落とし込まれていたので、すごい仕上がりになったなと感じています。
●それぞれのグループが異なる視点からアイデアを出されていて、私がイメージしていなかった新たな中野区の一面を知ることもできました。参加できてよかったです。
●さまざまな企画を通じて、多様な人から親しまれる街になったらいいなと思いました。あとグラフィックもすばらしかったです!

佐藤 郁さん(大学講師)

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●どれも膨らませたら面白そうなアイデアだと思いました。会場の参加者と、アイデアや気持ちを共有しようという姿勢が伝わる発表会でした。
●プレゼンもチームメンバー同士のつながりが伝わるもので、創意工夫が参考になりました。きっとワークショップで、自分では気づかけなかったことを共有しながら、いいチームがつくられたのだと感じました。
●このつながりを途切れさせず、中野の未来に関わっていただきたいです。

発表を終えて

フレッシュサラダ with A
ガチャん歩

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まるで『アラレちゃん』のペンギン村のような個性あふれる中野をもっと知ってほしい!というチームの想いを企画にしました!

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1回100円のおみくじ形式で、中野の街歩き観光を提案するガチャガチャを設置。1回で、「見る、動く、食べる」の3ジャンルを提案し、訪問先でのミッションやクーポンなども加えてエンタメ性を持たせる内容に。中野の迷路のような街並みのなかにある未知の魅力を発見する楽しみがあり、これを観光資源にして体験機会を提供する。

《意見交換にて》
  • 課金制を考えたのは、無料では荒らされる可能性があるため。委託管理を想定。
  • 単なるクーポンとは異なり、3ジャンルを巡るスタンプラリー風アトラクションと捉えてもらうイメージ。
  • いくつか集めたら何かをプレゼント、アンケートに答えたら1回無料、などアイデアが広がりそう。
  • ママさん向け、サラリーマン向け、小学生向けなど、ニーズに合わせた展開も考えられる。ニーズに合わない期待外れのものが出るのも面白い。
  • フリーwi-fiに繋がったら自動的にプッシュ通知が来るなど、おみくじ文化がない外国人には面白がってもらえそう。

女子会 with B
笑い×○○ですべらない中野

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笑いを起点にさまざまな課題を解決し、中野をもっと笑いであふれる街にしたい!というメンバーの強い思いが1つに結集した企画になりました!

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中野にあるお笑い文化をシンボル化、ブランド化する「N1グランプリ」を開催。優勝者は「中野区公式芸人」として、空き家を活用した「N1荘」に住みながら地域の活性化を応援してもらう。活動内容は、居酒屋訪問、住民との交流、区のイベント参加、J:COM番組出演、YT公式チャンネル開設、SNS発信など。才能発掘のほか、区民に愛されるアイコンとして活躍してもらい、笑いの連鎖で中野区を元気にしていく。

《意見交換にて》
  • J:COMの出演以外にも営業施策があって、公式芸人は生活が成り立ちそうだと感じた。
  • 家賃補助以外にも知名度アップは大きなメリットであり、他に、N1荘を民泊にして管理人としての収益確保も検討したい。
  • 中野区民に応援してもらうことで、芸人が街に愛着を持つきっかけになる。もし売れっ子に成長して転出して行っても「N1荘出身者は売れる」と中野を目指す転入者が増えれば、ブランド力アップになる。
  • 最後のチームなので、今回のワークでどんな成長があったかを、聴けたらと思う。
  • 一番難しかったのはゼロから物を生み出すこと。普段の業務にはない、ゼロからアイデアを何百も出し、一つのアイデアにまとめ上げる作業。今後、求められる能力であり、その点は成長できた。
  • バックグラウンドの異なる人たちが集まるので、さまざまな意見がたくさん出た。最終的に一つに絞る取捨選択が難しかった。

スルメシティ
ポップで目を引くピクトグラムで店のこだわりを見える化

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「どんな個性も受け入れる」という中野の魅力を考え抜いたことで、中野らしい街の風景を創る企画にたどり着けました!

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観光客や転入者など中野区に不慣れな人たちにもわかりやすくなるように、お店の特徴や店主のこだわりをピクトグラムで表現し、店頭に表示。個性的で多様な中野区のお店を、言葉の壁を超えて、探しやすく利用しやすくする。ネット検索で事前に店を探すのとは対照的に、街を散策しながら新しいお店を発見する楽しみ方もできる。

《意見交換にて》
  • ピクトグラムの種類は最初に30程度は作成、枠だけ作成して自由に利用してもらうのでも良い
  • ピクトグラムを通じた商店同士のネットワークづくり、プラットフォーム化も狙える。
  • お店側の発信だけでなく、他薦でピクトグラムを作成・表示してもいいと思う。近隣住民を巻き込んだ施策になりそう。
  • 中野に初上陸する一見さんでも入りやすいお店だと認識できていいと思う。

おでん
中野区の変

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「変」を素敵なこととして受け入れる中野の懐の深さに気づいたことで、何よりまずチーム員が中野のファンになれたと思います。

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中野区では個人の強いこだわりが良いと認識され、「変」がポジティブになる街。例えば一万人一首など、中野区民だからこそやってしまえる、どのまちもやったことがない変なことを、みんなで成し遂げようというアイデア。毎年6月開催で、10月の企画募集から通年行事として愛着を持ってもらう。記念メダル発行、中野変ブック編纂など、発展性ある内容に。

《意見交換にて》
  • イベントは、老若男女の大人数が参加できるものを想定。他に議論に出たのは、100人101脚、赤ちゃん100人同時寝かしつけイベントなど。真剣に取り組むのが面白い。
  • イベントテーマの決定は抽選としているが、SNSの投票で決めてもいいと思う。
  • 毎年イベント内容が変わると、運営側は大変そうだが、マンパワーでの解決を想定。変なことが好きな人は決めたらとことんやり抜く。そんなクリエイティブ人口は増えそう。
  • 参加者、関係者には、誇りが芽生えるのではと感じる。
  • 住民には、「変」と言われることにショックを受ける人も。「変」がグサっと刺さる言葉だと認識されない街に変わるといいなと考えている。

テトリス
トビコメなかの商店街

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中野で育つ子どもたちをイキイキと輝かせたい!その想いがあったからこそ、チームで良い企画ができました!

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子供のための職業体験施策。協力店のなかから子供がお店を選び、お手伝いをする。
挑戦を楽しむ子供を育て、成功体験は中野への愛着に。お店は新規客増加とイメージアップ、親には地域の見守りの中で子育てできる安心感がメリット。みんなで子供を育てる意思を持ち、子供の自発的なチャレンジを支援。挑戦を楽しむ子供が育つ街、という中野ブランドを作る。

《意見交換にて》
  • 未就学児の子育て世帯が転出していくという課題については、生き生きしたお兄さんお姉さん世代の子供たちを見てもらうことで、この街で子育てしたいと思ってもらえるよう企画した。
  • 商店街の人たちは意識的に子供を見てくれているので、この企画を持ち込んだら協力店はたくさんあると思う。
  • 対象年齢での制限はなくていいと思う。少子化なので、お店は孫みたいな子が来てくれたら嬉しい。街ぐるみで子供を大切にするいい企画で大賛成。
  • 子供が成長したらぜひ飛び込ませたいと思った。お店から、もしくは親が子供預かってもらう代金としてなど、収益性を考えてもいいと思う。
  • BtoCだけでないBtoBの仕事にも挑戦できるとよいのでは。
  • シニアの単身世帯や子供のいないご家庭にも、「子供が元気な街は住民を元気付ける」という副次効果があると思う。町全体で子育てすることを普遍的価値としてブランディングできるかなと考えている。

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